『高額療養費制度』を利用するまでの手続き

高額医療制度手続き

『高額療養費制度』を利用するまでの手続き

こんにちは、妹子です。現在、妊娠後期、8か月に入ったところです。今日は、『高額療養費制度』について紹介します。というのも、妹子は、妊娠7か月、25週の時に羊水過多と診断され、入院を余儀なくされてしまいました。

入院が決まってしまった経緯については、別の記事でまとめています。

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さて、その入院に際して、『高額療養費制度』の申請の準備を行いました。準備期間が短く、身動きがなかなか取れない中で手続きの準備を手探りで行いました。その時に初めて知ったことや、申請までの流れなどをまとめましたので、似たような状況で申請の準備をされる方の参考になればなあ、と思っています。

目次

妹子が『高額療養費制度』を利用することになった経緯は?

今まであまり、病院のお世話になってこなかった妹子は、『高額医療保障制度』という制度は、何となくでしか知りませんでした。

ざっくりと知っていた理由は、以前、生命保険や医療保険を検討していたときに、健康保険に『高額療養費制度』というものがあるから、ある程度の貯蓄があれば、高額な医療保険や入院保険は必要ない、というアドバイスを受けたことがあったからでした。何でも、健康保険に手続きをすれば、1か月の医療費の中で、病院の窓口で支払う金額の上限がつくらしい、という知識のみでした。

『羊水過多症』の診断で、入院が決まった時に、この入院に関しては、保険適用されるという説明をうけました。ちなみに検診などは、妊婦健康診査助成券があるものの、健康保険は適応されず、原則自費、10割の支払いから、助成券でほぼ全額精算、という流れです。

健康保険が適用されるといことは、つまり3割負担???なのですが、人生はじめての入院となる私は、たとえ3割負担だとしても、入院費がどのくらいになるのか、見当もつきません。入院の案内をされているときに不安になり聞いたところ、保険が適用されるということで高額療養費の限度額認定も申請できるという説明を受けたのでした。

入院月に申請が間に合わないなどで提出がでいない場合は、病院の窓口ではいったん3割負担額の支払いになります。その場合は、後日、還付手続きを行ことができます。また、申請手続き中の場合は、申請書類の写しを提出、後日、『限度額認定証』が手元に届き次第、病院に提出する、という措置をとってくれるそうです。
所得に応じて、5つの区分に分かれて上限額が決まってきます。そして、1年間に3か月以上子宮を受けた場合、4か月目からの自己負担限度額がさらに軽減されるようです。
妹子の場合はいくらになるか、試しに計算してみました。
妹子の所得ですと、『区分ウ』に分類されます。3回目までの自己負担限度額の欄は、
80100円+(総医療費-267000円)×1%
とされています。この金額です、と決まっていたわけではなかったことに若干の戸惑いを覚えながら計算式に当てはめてみます。
ちなみに『総医療費』とは、保険適用される費用の総額(10割)のことです。総医療費の変動によって、上限額が変動するので、~200万円までの上限額を書き出してみました。
総医療費が8万100円だった場合→上限額8万100円
総医療費が10万円だった場合→上限額8万736円
総医療費が50万円だった場合→上限額9万4097円
総医療費が100万円だった場合→上限額11万763円
総医療費が200万円だった場合→上限額14万4097円

『高額療養費制度』:利用するまでの流れ

 

高額医療保障制度を利用するまでの流れ、妹子の場合をまとめてみました。大まかな流れとしては、下記の通りです。

2018年12月20日 入院決定
2018年12月21日 限度額認定証の申請
2018年12月25日 入院・申請書類を病院に提出
2018年12月28日 退院
2019年1月7日 限度額認定証を入手
2019年1月7日 限度額認定証を病院に提出

私の場合は、限度額認定証の申請を会社を通して行ってもらいました。そのため、12月の三連休直前に入院が決まり、入院も年末だったので、申請から手元に届くまでに、少しタイムラグが発生してしまいました。

結果としては4日の入院で医療費は約4万円ほどだったので、上限未満だったわけですが、入院中の検査や結果次第では、出産後までの長期入院になる可能性もあったため、 『限度額認定証』の申請を行う流れとなりました。

『高額療養費制度』:申請の流れ

では、申請の流れを実際に紹介していきます。

2018年12月20日 【入院決定】

ひと通りの説明を受けた後に下記の案内をプリントでもらいました。

2018年12月21日 【限度額認定証の申請】

勤務先の総務に連絡をして事情を説明、私が会社に出社できなかったため、会社から全国健康保険協会に限度額認定証の申請をしていただきました。会社が出してくれた申請用紙のコピーを自宅に郵送してもらうことになりました。

2018年12月25日 【入院・申請書類を病院に提出】

会社が出してくれた申請用紙のコピーが無事に自宅に届いていたので、入院当日、チェックインのときにその写しを病院に提出しました。

申請用紙のコピーを画像で載せたかったのですが、申し訳ありません。撮るのを忘れていました。

2018年12月28日 【退院】

結果的に私は自己負担額が限度額未満だったのですが、もし医療費の上限を超えていた場合は、上限での自己負担額にて窓口で支払いを行います。

2019年1月7日 【限度額認定証を入手】

年末年始をはさみ、ようやく手元に限度額認定証が届きました。

2019年1月18日 【限度額認定証を病院に提出】

退院後最初の検診が1月4日だったのですが、この時はまだ手元に届くのが間に合わなかったため、その次の検診である1月18日に提出をしました。私は、結果的に自己負担額が限度額未満だったのですが、それでも提出の必要があるようです。

ちなみに、このあと、何らかの理由で健康保険がきく形でまた入院等になった場合は、同じ『限度額認定証』が使用できるため、再度申請を行う必要はありません。

『高額療養費制度』:まとめ

というわけで、入院して検査をした結果、大きな異常は発見されず、また、経過もものすごく悪いわけではなったようで、『管理入院』ではなく退院して『自宅安静』ということになりました。ただ、まったくリスクがないわけではないようなので、また入院になってしまうしまうか可能性もあります。

そんな状態の中で、『高額療養費制度』について知ることが出来て良かったです。しかし、私の場合は、所得の区分で、総医療費が上がれば上がるほど自己負担も上がる区分に入っておりました。一つ下の区分ですと、医療費がいくらかかっても、上限は5万7600円と決まっていますが、私の場合は階段式に増えていきます。今回の話とは別ですが、入院保険や医療保険も、見直した方がいいのでは、という結論に至っています。

また、何にもないことが一番いいのですが、何かあった時のために、すでに限度額認定証が手続きいであるという点も安心の一つです。自分と病院と自分の勤務先の総務と健康保険、と自分を含めて、4か所が絡む申請です。1か所で完結しないため、入院前や入院中はなかなか自分が身動きがとれない時の手続きは、意外と面倒でもありました。しかも、月の終わりごろに、その月中の入院が決まったので、猶予期間が少なかったというのもありまして、気持ちの面で意外と大変でした。

例えば病院から直接申請できたり、入院中の病院に直接書類が届いたり、というような、融通の利く制度になってもらいたい、というのが正直な感想です。

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この記事を書いた人

岐阜で育ち、名古屋で学び、東京で人材系の会社に就職し、埼玉に嫁ぎ、柔軟な兄とは対照的に、鉄骨並みの頭の固さで現在を生きる30代。妹子。

妹キャラというより、幼少期より身についてしまった奴隷体質で、当ブログの記事執筆と日程管理を担当。日々、兄のケツを叩きながら、自分も兄の奴隷としての才能を発揮。

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