短期で座り作業を希望ならコールセンター業務
こんにちは、妹子です。短期や期間限定のアルバイトは、圧倒的に立ち仕事が多いです。しかし、座り仕事のお仕事に就きたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
座り仕事の代表的なお仕事は、事務仕事になります。しかし、事務のお仕事は、内容が多岐に渡り、覚えることが多いなどの理由で、短期ではなく圧倒的に長期で働ける方のみの募集が多いです。
しかし、短期のアルバイトにも、座り仕事はあります。代表的な仕事が、コールセンター業務、そしてデータ入力業務、工場ラインの目視検査など、それから、試験監督でも座りながらできる試験会場があります。今日は、その中でも、コールセンター業務、とりわけ、アウトバウンドセンターについて的を絞って紹介していきましょう。
妹子とコールセンター
いきなり自分の話をして恐縮ですが、実は、前職になりますが、正社員として就職するまでは、大手の人材派遣会社の内勤アルバイトをしていました。当時は、その会社の中でも、事務系の仕事に特化した事業部の事務所に所属していました。主に、一般事務やデータ入力、コールセンターの仕事を派遣している事務所でした。
2年間、内勤アルバイトを務める中で、派遣会社内のアウトバウンドセンターで発信業務を行っていたこともありましたし、内勤業務の間に、ド短期でコールセンターで実際に働いたこともあります。
その経験を生かし、コールセンターの種類や業務内容、とりわけアウトバウンドセンターを紹介していきます。
コールセンター業務
コールセンターとは、電話対応業務を専門に行う事務所です。自社でコールセンターを持ち、対応している企業もあれば、コールセンター業務を専門行う企業があり、その企業に業務委託している場合もあります。
コールセンターで働きたい場合は、このどちらかで働くことになります。派遣会社を通して、派遣でコールセンターで働くこともできますし、直接雇用でアルバイトや契約社員、中には正社員での募集もあります。
ただし、正社員や契約社員の業務内容は、オペレーターとしての業務だけでなく、コールセンターの運営や派遣やアルバイトのオペレーターをフォローするスーパーバイザーとしての業務なども担っていきます。
それから、コールセンターは大きく分けて、二つの種類のセンターがあります。「インバウンドセンター」と「アウトバウンドセンター」です。どちらか片方だけをやっているコールセンターもあれば、両方とも行っているコールセンターもあります。
インバウンドセンター
インバウンドセンターとは、主に受信を行うコールセンターです。案件としては、商品の購入の受付や予約の受付などの受注センター、商品の使い方などの問い合わせ業務などのカスタマーセンターなどです。中には、お客様相談センターなどで、電話の内容がクレームの対応を行う、という業務もあります。
アウトバウンドセンター
アウトバウンドセンターとは、主に発信を行うコールセンターです。案件としては、商品やサービスを顧客や新規の企業、個人に紹介するテレホンアポインターの仕事が中心です。また、電話での世論調査や市場調査、顧客へのアンケートの案件もあります。
案件の紹介
それでは、実際にどんなお仕事をするのでしょうか。妹子が経験したコールセンター案件を2つ紹介していきます。
人材派遣の紹介/テレフォンアポインター(アウトバウンド)
3年間の人材派遣会社での内勤アルバイトの期間の中で、テレホンアポインターとしては1年程働いていました。企業に電話をして、人事の責任者に変わってもらい、人手が足りているかどうかを伺います。そして、需要がありそうであれば、実際に会う約束を取り付け、アポイント(訪問日時を決める)を取ります。
実際に訪問するのは、その地域を担当している正社員の営業担当です。
アポイントが取れると気持ちとしても嬉しいですし、成果によってインセンティブもあったので、やりがいがある仕事でした。
辛かった点としては、営業電話というだけで、かけるだけで怒られてしまたり、ガチャギリなどの嫌な対応をされることが多々あったことです。が、こちらも不特定多数の企業に、失礼を承知でいきなり電話をかけているわけですから、仕方ないと割り切ることが必要でした。
平日10時から19時の間で、とても自由がきくシフト制ではありました。そもそもこの仕事は、企業に電話するため、平日の日中のみが勤務時間になります。発信の時間が決められており、朝は10時から11時50分位まで、午後は13時30分から17時まででした。
それ以外の時間は、発信先や発信結果をまとめたり、発信中に、資料郵送を頼まれた企業に資料の郵送を行うなどをしていました。
土日や夜にも働きたいときは、ド短期で派遣先のコールセンターに行っていました。
世論調査(アウトバウンドセンター)
週末(土・日)の2日間、コールセンターで世論調査のアルバイトをしたことがあります。新聞社がコールセンターに、世論調査を丸ごとアウトソーシングしており、私は派遣スタッフとしてそのコールセンターに派遣されました。
世論調査は、一気に行うので60人分のブースが、世論調査用のブースとして設けられていました。そして朝9時から21時まで、6時間ごとの2交代制で、15時に60人を一斉に入れ替えます。ちなみに私は、土曜日は朝から、日曜日は午後からの組でした。
事前に平日に3時間程、あらかじめ研修がありました。もちろん時給は出ました。そこで、話し方や内容、パソコンや電話の操作方法を習いました。
業務自体は非常に簡単で、パソコンの操作はマウスのみ、キーボードはおいてすらありませんでした。ブースに着き、ヘッドフォンとマイクを装着したら、マウスで画面の「発信」ボタンを押します。すると、勝手に一般家庭に繋がる電話番号をパソコンから送り、自動で電話をかけてくれます。
あとは、電話に出たら画面に出てくる決められた文字を読んでいくだけです。世論調査の趣旨の説明と協力の依頼ををします。忙しい場合は、次にかける時間を指定してもらいます。
調査の内容も2択か3択の選択問題のみでした。「あなたは自民党を支持しますか?しませんか?」等の内容です。聞きながら答えをマウスで選択していきます。答えを押すと、次の質問が出てきます。大体15問程、さくさくすすめば5分強の電話となります。
業務自体は非常に簡単でした。同じ発信業務でも、営業電話と世論調査では、相手の反応が全然違いました。世論調査で怒られることはほとんどありませんでした。むしろ、簡単な頼みごとをされるのは、意外と人に喜ばれるようです。張り切って調査に参加して下さる方もいました。
また、同じ発信業務でも、企業にする場合は、数コールで出られることがほとんどです。断られることが多いですが、まずは話ができます。しかし、世論調査は、一般家庭への電話でしたので、出ない、ということも多々ありましたし、出て頂いても、企業に比べて出るまでのコール数が長い傾向にありました。
この仕事で辛かったことと言えば、なかなか出ない電話番号が続いてしまうこともあり、電話のコール音に聞き飽きてしまったことくらいです。
マイペースな人はアウトバウンドセンターがおすすめ
コールセンターの時給は、アルバイトの平均時給よりも100円程高い傾向にあります。また、派遣社員ですと、直雇用のアルバイトよりも高くなります。その中でも、アウトバウンド(発信)はインバウンド(受信)よりも、時給が高く設定されています。
しかし、実は私はアウトバウンドの方が、やりやすかったです。インバウンドの業務に就いたこともありますが、性格がマイペースなので、自分のペースで発信した方が気持ちが楽なのです。
インバウンドですと、相手からかけてくるわけで、何がやってくるのかわからない、というドキドキがあります。イチオペレーターが手におえない事態に備えて、コールセンターは体制を整えてくれてはいますが、緊張時の度合いが受信の方が大きいです。
離職率が高い仕事ではありますが、やりがいは見つけやすいですし、肉体的なしんどさはほとんどありません。また、営業電話であれば、どんな商品、サービスを誰に紹介するのかによって変わってきますし、調査やアンケートでも同じことが言えるでしょう。
まずは短期派遣や期間限定のアルバイトなどで経験を積むこともできますし、自分に合った内容の業務が見つかれば、長く続けることができる仕事です。
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